誤嚥性肺炎予防のためのトレーニング法「のど上げ体操」は、大きく分けると3つの段階があります。(実際の講座では、各段階を細かく分けて、より理解しやすいようにカリキュラムを組んでおります。)各段階をクリアーすると、最終的には、正しいトレーニング法を身に付けることができます。正しいトレーニング法を身に付けましたら、1日1分の健康習慣として取り組みましょう。
1.意識して飲みこむ
少量の水を口に含みます。(必ずお水で行ってください。)
のどに手をあてながら飲みこみます。
のどに手をあてていると、飲みこむ瞬間に、全体が上に動くのが分かります。
この時、
①歯は軽く噛み合わさり、
②舌が上顎にくっついている
2点を確認してください。
2.飲みこんで止める
少量の水を口に含みます。
ゴクっと飲みこんだ瞬間(のどが上がった瞬間)で止めます。
はじめのうちは数秒程度です。できるようになると10秒を目安に続けてみて下さい。
この時、
①息ができないこと
②舌と喉の辺りの力の入れ具合
2点を確認してください。
3.のどや舌に力を入れて、飲みこむ動きを再現
1.や2.で行った、飲みこんだ瞬間の口腔内の形や 力加減を思い出し、再現します。この時は、何も飲みこまずに行います。(喉が上の方に動くのが確認できます。)そして、喉を下げます。喉を意識的に下げる動きは、「オー」と低い声を出すとできます。あごの下は膨らみ、硬くなっているのが確認できると思います。
ここまでできるようになると、トレーニングのフォームとしては、ほぼ完成です。
①嚥下動作(のどを上げて下げる)を10回×3セットくらいまでを目安に
②のどを上げたまま10秒止める
この2種類を行います。
テンポよく、力を入れて取り組んでみてください。
慣れてくると1日1分程度でできるようになります。
のどの上げ下げ~レッスンの様子~
芦屋教室 K 様(70代女性)
受講開始1か月
受講開始半年
レッスンを初めて受講された頃は、魚や肉が飲みこみにくく、食事のあとは喉に違和感がおありでした。耳鼻科で内視鏡の検査をしても、喉は特に問題はないとのことで、食事のトラブルを治す方法がなく困っておられました。初回のレッスンでは喉を動かすということが、難しい状況だったのですが、毎日コツコツと続けられた結果、1カ月で動かせられるようになりました。3カ月目で、正しいトレーニング法を身に付けられ、魚や肉も食べられるようになりました。今ではすっかり、飲みこみの調子も良くなられて、お顔色も一段と良くなられました♪
受講開始1カ月の方々
初回受講の方
体験レッスン
通常の、初心者クラスをご体験していただけます。
初心者クラスは、初回の方から、のどを動かすコツが掴めていない方までを対象としたクラスです。
まずは、ご自身で取り組まれたい方♪
\\ 芦屋での教室が本になりました! //
拙著『舌を鍛えれば肺炎は防げる!』(学研)は、上記の各ステップをより細かくし、舌から鍛えて喉のトレーニングに繋げるというレッスンに近い内容で進むことができます。ご自身でできれば一番良いと思っておりますが、「正しいフォームか分からない」、「途中で分からなくなってしまった」などございましたら、ぜひレッスンにご参加ください。レッスンのご受講は、1回限りでも大丈夫ですので、ご安心ください。
レッスンについての詳しい内容はこちらでご確認いただけます。